注文住宅に屋上はつけるべき?具体的なメリット・デメリットを知ろう!
注文住宅を建てる際に、屋上が欲しいと考える方もいるのではないでしょうか。屋上がある住まいは近年増えていて、とても注目されています。その理由は、屋上は延べ床面積に含まれないので、容積率に影響がないからです。できるだけ広々とした住まいにしたい方にはぴったりでしょう。この記事では、屋上付きの注文住宅についてまとめます。
屋上付きの注文住宅を建てるメリット
注文住宅で屋上をつける際のメリットについてまとめておきます。
■アウトドアが楽しめる
屋上をつけることで、外で行うバーベキューを屋上で楽しんだり、天体観測やビアガーデンを楽しんだり、屋上庭園にしたりするなどさまざまな楽しみ方ができるでしょう。お子さんがいるご家庭ではミニキャンプが人気で、テントを張って遊ぶこともできるので、遠出できないときもおすすめです。
■洗濯物干しも可能
屋上は、洗濯物を乾かす場所としても使えます。日光も当たりやすいので、よりしっかりと洗濯物が乾くでしょう。
■プールを楽しめる
屋上にプールを設置することも可能です。プールがあればお子さんも遊ぶことができます。
■屋上庭園で野菜栽培やガーデニング
屋上で庭づくりも可能です。好きな野菜や植物、花を育てて緑の空間を楽しめます。人工芝も人気です。
■ペットの遊び場として使える
ペットが走り回ることができるようにドッグランを設置してもよいでしょう。屋上は道路に面していないので安心して遊ばせることができます。
屋上付きの注文住宅を建てるデメリット
屋上付きの注文住宅は、色々と楽しめてメリットが多いです。しかし、デメリットもあります。デメリットについてまとめます。
■価格が高い
屋上をつける分、建築費用が高くなるのです。充分な予算がなければ難しいでしょう。
■防水工事も必要
雨が降ったときに、しっかり水が流れるように防水工事もしなければいけません。屋上に水がたまってしまうと雨漏りのリスクも高くなります。定期的な点検も必要になるでしょう。
■フェンスや柵も必要
屋上で遊んだりすることも考慮して、フェンスや柵が必要になります。安全、安心して屋上を利用するためには必須です。これらの費用もかかるでしょう。
■プライバシーに配慮しなければならない
周囲に自宅よりも高い住まいがある場合は、屋上での生活が丸見えになってしまいます。そのようなことがないように、プライバシーに配慮した住まいづくりが必要です。
屋上付きの注文住宅購入時に注意するべきポイント
屋上付きの注文住宅を購入する場合は、いくつか注意しなければならないことがあります。注意点についてまとめます。
■屋上のある家を建てている実績が多いメーカーに依頼する
屋上付きの住まいを建てている実績が多いメーカーに依頼しなければ、屋上付きの住まいづくりに失敗してしまう可能性もあるので、注意が必要です。屋上付きの住まいが得意なメーカーにお願いしましょう。また、しっかり相談に乗ってくれるメーカーが安心です。屋上の付いた住まいの写真を調べて、どのようなメーカーが建てているのか確認し、資料請求などもしてみてください。
■鉄骨造りにする
木造の住まいが人気ですが、屋上をつけたい場合は鉄骨造りがおすすめです。木造の場合は水が浸透しやすいので、雨漏りのリスクも高くなってしまうのです。木造にしたい場合は、防水工事費が高くなってしまうでしょう。
■中古で購入する際はメンテナンス状態をよく確認する
屋上付きの住まいは、中古で販売されていることもあります。中古の場合は、建物は新築よりも安く購入できますが、屋上のメンテナンスができていない場合、メンテナンス費用がかかることになり、新築より高くなってしまうということもあるのです。屋上の状態を必ず確認するようにしましょう。こまめにメンテナンスされているか、防水工事はされているかなど確認してください。インスペクションを受けるのがおすすめです。
■間取りや導線も考えて
屋上付きの住まいを建てる際は、家全体の間取りや家事動線も考えましょう。屋上でバーベキューしたり、食事したりしたいという場合は、キッチンから屋上までスムーズに移動できるほうがよいです。たとえば2階にキッチンをつくることで、よりスムーズに屋上に移動できるでしょう。
■屋上が本当に必要か考える
屋上が本当に必要なのか再度しっかり考えましょう。屋上を作ったのに使わなかったという事例もあります。屋上を作ってメンテナンス費用だけかさむのはもったいないので、よく確認しましょう。
注文住宅に屋上をつけるかどうかは、どのように屋上を活用したいのか、どのようなライフスタイルを送りたいのかということで変わってきます。家族全員でよく話し合って決める必要があるでしょう。また、メンテナンスが必要という点で、今後メンテナンスにかかる費用がどれくらいなのかということは、事前に試算しておく必要があります。